我らが生を享けた時、
" 時 " が来るまで平和に暮らす、と決めたのだ。
故に、組成の原理を 「 三 」 とした。
手をつなぐ事の出来る三者までが、理解を得る上限だから。
【 契 約 】
我は世界を創りたい。
穏やかなる桃源郷を。
だが、我は孤高の存在。
故に 「人」の手に委ねたい。
才知溢れる「人」ならば、素晴らしい世界を作るだろう。
我が欲しいのは安らぎの大地。
故に、我は支配する者ではない。
我は「人」の友人だ。「人」を見守り、「人」を護ろう。
王たる 《 国主 》 に、信頼の証 《 夢の石 》 を贈ろう。
これは我が第三の目、我が霊力の源だ。人の子の願いの全てを、石は須らく聞き届けよう。
「ならば、我らも約束する。お前の友であることを」
共に誓おう。永久に約束を守ることを。
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